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電子コンテンツの教材を作ってみよう④

2011.12.20

 前回は、日本語ルビがビューワーによってきちんと表示されたりされなかったり、といった事を書きましたが、今回の音声再生機能も、やっぱりビューワーによって良かったりダメだったりします。

 今回制作した音声の出る単語帳は、XHTMLのオーディオタグで実現させています。このEPUB内のオーディオタグがきちんと動作するEPUBビューワーが「iBooks」です。

 iBooksは日本語ルビの表示もきちんと出来ましたし、優秀なEPUBビューワーだと思います。

 とりあえず、完成したサンプルがこちら。

日中単語帳.PNG 目次.PNG

表紙と目次です。

 

日1.PNG 中1.PNG

日本語のページの下に音声読み上げのプレーヤーバーがあります。プレーヤーバー左の三角をタッチすると音声が再生されます。次のページに中国語訳が書いてあります。

 

 「電子コンテンツの教材を作ってみよう」の連載はとりあえず今回で終了しますが、 EPUBビューワーにはさまざまな種類があり、iBooks以外にも音声再生が得意なビューワーがあるかもしれません。


 この文章を書いている段階でも、「EPUB 音声」とネット検索をかけたところ、 「HTML5で作られた音声再生もできるEPUBリーダー Audio EPUB Reader」というものがひっかかってきました。調べてみる価値はありそうです。


 EPUB以外にも、PDFのインタラクティブ機能がタブレットのPDFReaderにも対応すれば、PDFもまだまだ活用できそうですし、いろいろな形式で、電子コンテンツ教材の可能性を模索していく必要があるなと感じました。

(担当 平山)

投稿者:技術部