タダより高いモノは無い!? 一期6回 OpenOfficeの可能性を探れ
2012.02.22
技術の小林です。
OpenOffice(LibreOffice)での動作検証も5回やって、実務上の一通りの作業ができることは確認した。
まだまだ調べなければならない事はあるけれど、ここで一応の区切りとしてまとめてみようと思う。
まず最初に今回の検証は、ExcelからOpenOffice(LibreOffice)への移行についてのみ調べてみた。
よって、OpenOfficeのスクリプトでマクロを組んで検証したわけではない。
なので、これがOpenOfficeのすべての使い勝手だというわけではないという事を付記しておく。
移行によるVBAマクロの再現性
悪くないと思う。
一部、使用できない関数や、オブジェクト構造の持ち方の違い等はあるが注意すれば回避できると思える。
これまでの実務が文字列の比較を中心としたファイル操作だった為、
経理等の細かい計算部分などの不具合は追いきれてないが、個人的にはExcelよりは信頼できそう。
管理の部分でちょっと不便だと感じたのが、subとfunctionの見え方の違い。
細かいソースが沢山集まるようならライブラリみたいにしないと大変になりそう。
(まあ、それはExcelも同じだけど)
調べきれずに断念してしまったのがデータベースアクセスの部分。
データ自体はBaseで見れるようにできても、Accessと違ってねちねちコードは追加できないし、フォームも作れない。
(あくまでデータベースはデータベースだと)
なので、Access+Excelのみたいな使い方をしていると、VBAソースやフォームの移行まで考えなければならない。
良い移行方法あるんだろうか?
それでも無料で多くのPCに導入できるのだから、そこはメリットと思える。
移行後、スムーズにOpenOfficeのスクリプトでマクロを組むようになれば、
VBAのソースはレガシーになる訳だし。
移行、その後…
結局のところ、OpenOfficeのスクリプトでマクロを組めるようにならなければ、
なんぼVBAソースが動こうが変わりがないわけで。
そのあたりの移行の本気度が試されるのかもしれない…として、今回のレポートを終えようと思う。
機会が出来たら今回残してしまった部分も調べてみたい。
今後のOpenOffice(LibreOffice)の発展に期待しよう!!