広告のターゲット選定まちがっていませんか?
2013.09.02
「あるサービスのターゲット選定についてどのように考えているのが教えてほしい。」というある会社の社長様から質問がありましたので、この質問を答えるついでに、過去にあった案件を思い出して書いております。
広告とは
広告は、見出しの良し悪しで7、8割決まってしまいます。ですから、読まれるためには、あなたが届けたいターゲットを明確にする必要があります。
せっかく、お金と時間をかけて広告を制作するわけですから、無駄にならないようにしなければいけません。
「商品やサービスはすばらしいのに、ターゲットが間違っていませんか?」
と思った過去の案件を例にあげて、私の個人的な感想を書かせていただきます。あなたならどう思いますか?
ある大手飲食系チェーンのサービス内容
さて、このようなチラシをもらった時、あなたならどうしますか?
私なら、行きません。そもそも平日に家族で飲み放題なんてできませんよ。子供や家族にベロベロに酔った姿なんて見せたくないですし、行ったとしてもそれほど飲めませんよね。しかも、アルコールの飲み放題なんで、他のお客さんから子供が絡まれる危険も考えてしまいます。
また、平日は子供が塾に行ってたりしてて、平日に家族に予定を合わせることが難しいのではないでしょうか。
致命的なのが、そのお店は家族団らんできるようなつくりになっていません。そのようなお店にわざわざ平日に家族を連れていくことはないでしょう。
もし、このお店に行くならば、会社の同僚や友人を誘っていくと思います。
これだったら、気軽に飲めますし♪
高級車のDMで新規顧客を獲得
ある大手会社と合同で高級外車のDMをやることになりました。
DMですので、DMのエリアはかなり重要です。
配るエリアについて確認すると、エリアの一部に大手企業の社宅がありました。
ん?社宅って、マンションや家を購入するために、貯金している人たちの割合が多いと思うけど、今は違うのかなと思いました。
ただ、近くに最近できたマンションがあるんですが、不動産屋にきくと、
「最低5000万~のマンションなんだけど、現金一括で支払った人が半分以上いましたよ。」
という答えが返ってきました。
私でしたらそういうところをエリアとして候補をあげますが、残念ながらそこはエリアに入っていませんでした。
なぜ、社宅を選んだのかと尋ねると、担当者の奥様が選んだという答えが返ってきて唖然としました。ちゃんとリサーチをしましょうよ!せっかくお金と時間をかけているわけですから!
個人的に思ったことですが、5000万以上の物件を現金一括なんてすごいなぁと思いました。
さて話は戻りますが、これは、どれも「見出し」や「デザイン」だけではどうにもならないことです。
せっかくすばらしい商品やサービスなのに、ターゲット選定が間違っていると広告の効果は半減もしくは無駄になってしまいます。
広告を出す前に、ターゲットについてもう一度じっくりとリサーチをして考え直してはいかがでしょうか。