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電子コンテンツの教材を作ってみよう③

2011.12.01

 音声の出る日中単語帳をEPUBで作ってみよう、ということで進めているこのブログ。
 今回は日本語ルビのお話です。

 EPUB単語帳の基本構成は、1ページ目に日本語の単語が表示されていて、次のページに中国語訳が表示されているというシンプルな構成です。学生時代に使っていた、リングで閉じた小さな英単語帳を思い浮かべていただくと分かりやすいと思います。

 日本語の単語が漢字の場合はルビをつけたいのですが、EPUBのビューワーによってルビの表示方法が違います。

まずは「FBReader」からご覧ください。

rubi01_FBReader.png

漢字の後ろにカッコでかこまれて表示されてしまいます。

続きましてWebブラウザの「Firefox」で見た場合です。

rubi02_fire.png

同じように、漢字の後ろにカッコで表示されています。左側に目次が表示されるのは便利なのですが……。

続きまして、「Adobe Digital Editions」。

rubi03_Adobe.png

左側にサムネイルと目次が表示されますが、漢字もルビも化けてしまいました。

次は「calibre」です。

rubi04_calibre.png

これはきちんと表示されました。「calibre」、なかなか優秀です。フォントがちょっとカクカクしていますが。

最後にiPhoneの「iBooks」です。

rubi06_ibooks.png

美しい!今回試したビューワーの中では頭一つ飛び抜けている感じです。

 このブログを書いている2011年11月現在の結果ですので、今後それぞれのビューワーが改良されていくことを期待します。

 そしてiBooksのさらなる魅力は、オーディオタグに対応しているということです。

次回はオーディオタグでの音声再生について書いてみたいと思います。

投稿者:技術部