中高年が聞きました EPUB3 って何?⑦ 最終回
2011.12.16
「EPUB」 は、HTMLやPDFのように、書籍や文章をコンピュータ上に表現する時に、文字や写真など、その表示位置を表す文書フォーマットのひとつとして開発されました。
画面の大きさに合わせて1 行の文字数を変えて折り返すことができる仕組みのリフロー型です。
「EPUB2」 はアメリカを中心とした英語圏に広がりました。
アマゾンの「キンドル」やアップルの「iPad」など、電子書籍を読むのに適した端末も多く普及しています。
アマゾンは、アメリカでは既に電子書籍の売り上げが一般書籍を上回っているほどです。
日本はというと、電子書籍の普及はアメリカほどではありません。
というのも、日本語には 「縦書き」とか「ルビを振る」など日本固有のスタイルがあるからです。
今までは、その表現ができなかったので多くのメーカーや出版社が本格的に参入してこなかった、というのが実情でした。
今年、日本語を含む多言語に対応した 「EPUB3」 が発表されました。
日本語表記に対応して日本語組版がやりやすく開発されたのが 「EPUB3」 というわけです。
スマートフォンの爆発的な普及と併せ、「iPad」などのタブレット端末も多数発表されてきました。
テレビのCMでもたくさん流れています。
弊社でも、スマートフォンを使った「電子単語帳」のサンプル版作成を手始めに、「iPad」などタブレット端末を使ったコンテンツを順次発表していく予定です。
今回のU村さんの取組みも、「EPUB」や「デジタルコンテンツ」の作成の一環として、社員全員の知識や意識向上を目的として行いました。これからも、ひき続き実地体験を積んでもらいます。
新しいコンテンツの紹介は、このブログ及び業務案内・制作技術等に随時アップしていきます。
今後ともよろしくお願いします。ありがとうございました。
開発部 中村